TENETを観て理解できず、クリストファーノーラン監督の以前の作品、「インター・ステラー」を観ました。

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主人公の宇宙船パイロット、クーパーの娘が父親を回想するシーンから始まる・・・

「父は農夫でした、まあ当時はみんなそうでしたが、元々は違う仕事を」・・・かれはNASAの宇宙パイロットだった。

テスト飛行中に何かの原因で自動操縦に切替わり、意図しない減速のせいで、墜落・緊急離脱を余儀なくされた事故がトラウマとなり、農夫となった今も悪夢に悩まされている。

娘のマーフィーはうなされているクーパーが心配で彼の部屋にきた。「さっきの幽霊はパパ?」

「幽霊なんてこの世にいない」「部屋に戻るんだマーフィー」

畑の小麦は全滅、ひどい土ぼこりが充満して人々の健康を損なっている。かろうじてとうもろこしだけは収穫ができているが、おそらく近い将来これも枯れるだろう。

ある日、クーパーが以前修理したコンバインが変な動作をした。原因不明。

マーフィーの部屋の本棚から、以前と同じ本がおちている。マーフィーは「幽霊からのメッセージと思って、落ちた本の隙間を数えた。モールス信号かも」

クーパーの義理の父親が彼に「クーパー、お前は優秀だったが、この時代にそれを生かすチャンスがなかった。残念だ。

今は人口爆発の後の食糧戦争のその後、気象が荒れ、作物の収穫がままならい日々の中、人々は今日の暮らしを紡ぐのに精一杯。閉塞感につぶれそうな日々を過ごしている。

ある日大規模な土嵐のあと、本棚の部屋の締め忘れた窓から入った土埃が筋状に積もっていた。

「幽霊じゃない、重力だ!」クーパーは言った。「モールス信号じゃない、これはバイナリーだ」

「座標だ!」

そしてクーパーとマーフィーはその座標の地点へ向かう・・・そこはNASAが密かにある計画を進める拠点だった。・・・先のない地球を捨て、見込のある天体を探し人類を移住??させるために。

そこには人類を移住させるための宇宙ステーションを建設中、並行して、10年前に12名が別々の宇宙へ新天地を探しに出発している。「ナザロ計画」

「クーパー、君のような優秀なパイロットが必要だ!」

「何者かが別の銀河系への近道”ワームホール”を準備した。それが誰であれ、私たちの力になろうとしている」

プランAは巨大宇宙ステーションを打ち上げ、大量の人間を運ぶ、これには重力をコントロールする必要があるが、現在方法を探している。

プランBは「人口爆弾」、冷凍した受精卵を5,000個以上のせる。30年で数百人のコロニーになる。

クーパーは宇宙に行く事を決意した。娘のマーフィーは父親に捨てられたと感じた。

最初の星(ミラー博士がいる星)はガルガンチュア(ブラックホール)の近くで、その星の1時間は外の7年に相当する。

ミラーの星は陸地のない星だった。1000メートルの大波が探査船を襲い、乗組員ドイルの命が奪われたが辛うじて逃げ出せた。

手間取った感に23年の時間が経過。残り2つの星両方へは到達できる燃料はのこっていない。

23年分の地球からのメッセージ、娘のマーフィーはクーパーが地球を離れた時の年齢になっていた。

彼女はNASAでブランド教授の下、重力コントロールの研究者になっていた。

ブランド教授がなくなる直前、「嘘をついていた、彼らが地球に戻っても我々を救う方法は無いんだ!」

マーフィーは重力方程式に解はないと言うことをクーパーも知っていて、自分と地球に残る人達を見捨てたんだと思い込む・・・・実はクーパーは知らなかったのだが。

2番目のマン博士の星は極寒で、大気はアンモニア濃度が高く呼吸不可能な、居住不可能な星だったが、マンは救援を呼ぶために生存可能な星であるとウソのメッセージを送っていたのだ。

彼は嘘を隠すために、クーパーを襲い、殺そうとした。宇宙船が奪われそうになるが、AIロボットの機転で、辛うじて回避できたが、宇宙選の一部を破壊されてしまった。

ガルガンチュアに引っ張られる力を利用して重力ターンで、3番目のエドバンズ星へ向かうが、クーパーはブランド博士を送るためにAIロボットとさらには自分の乗る探査船を分離してブラックホールに吸い込まれていく。

遂に耐え切れず、緊急脱出?え?宇宙空間で、しかもブラックホールの中で?

その時地球の娘マーフィーは本棚の部屋にいた。

クーパーは5次元立方体?に吸い込まれていく・・・

なんだ?これ!SFか?なんじゃ?

そしてその中でクーパーが見たものは幼い娘のマーフ、必死に存在を伝えるために本棚から本を落とす。「STAY」のメッセージを・・・

別の隙間からは現在のマーフが見える。マーフはそこに父親のクーパーがいることを確信した。

ここで量子データをAIのターズが変換したモールス信号で本棚の部屋にある時計の秒針を動かして伝えた。「トントン・ツー・トントン」マーフはこの信号を理解し、重力方程式を完成させた。「ユリーカ」難問が解けたときにこう叫ぶ慣習だ。

土星近くの軌道上にステーションを置き、人類は助かった。

ブラックホールから土星近くに奇跡的に放り出されたクーパー、酸素の残りは2分・・・救助された。

年老いて寿命の尽きかけたマーフは父親のクーパーと再会した

「あれは俺だった、幽霊は俺だったんだ」

「知ってたわ、私は帰ると信じていた。だってパパは必ず帰ると言った!」

彼女はクーパーに「アメリアがたった一人で星で待っている。行ってあげて」と送り出す。

なんと、感動の親子愛の映画でした??

まあ、TENETより数十倍わかりやすかったです~~!

それにしてもショート・カットのアン・ハサウェイ、美し~~

2014年公開の映画ですが、TENETを先日観て、消化不良の僕でもある程度理解でき、楽しめました。

次は「インセプション」も観ようと思います!

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