映画「グリーンブック」をで5回連続で観ました!

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映画「グリーンブック」をアマゾンprime videoで字幕版で3回、吹替え版で2回観ました(計5回)

よく飽きないなと言われそうですが、

観るたびに興味深い発見があり、さらなる観たくなる映画でした。

吹替えと字幕で日本語表現が違っているところもあり、両方を見比べるのも楽しいです。

なんせ、prime会員は無料見放題なので、つい5回も観てしまった、、、と言う感じです。

月額500円ですが、30日以内に解約すれば完全無料ですので観られます。 ↓

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監督は「メリーに首ったけ」や「ふたりの男とひとりの女」などのラブコメを手掛けた
「ピーター・ファレリー」。

主演はコカパバーナの用心棒トニー・リップ役の「ヴィゴ・モーテンセン」。

ホワイトハウスでのコンサートにも出演するほどの天才ピアニスト、
ドン・シャーリー役の「マハーシャラ・アリ」。

トニーの妻ドロレス役の「リンダ・カーデリーニ

映画は事実をもとに脚本が創られた。(トニー・リップの孫のニック・バレロンガも脚本に参加している)

ストーリーは簡単に言えばイタリア系アメリカ人と黒人天才ピアニストの友情物語(ロードムービー)。

いい年になった真逆の個性を持つオジサン同士が8週間の旅で、徐々に親友になって行く過程が興味深いのです。

噛み合わないやり取りが面白い!

5回観てもなお興味が尽きません。

また、すべてのシーンで流れる音楽の素晴らしさ!

音楽を担当した「クリス・バワーズ」の音楽がなければ、この映画の楽しみはは半減したでしょう。

そしてなんと!コンサート場面でのピアノ演奏はクリスが弾き、顔の部分をドン役のマハーシャラ・アリの顔に後で付け替えたと監督のピーター・ファレリーが語っていが、

最初はマハーシャラ・アリが弾いているとしか見えなかったが、付け替えと知って驚きました。

―あらすじ―

1962年
NYの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒を
務めるトニー・リップはイタリア系の白人。

ガサツで無学だが、その腕っぷしと度胸で周囲から頼りにされていた。

コパカバーナが店舗改修のため数ヵ月の失業となったある日の事、

カーネギーホール上階に住む黒人天才ピアニストであるドン・シャーリーの運転手兼用心棒としてトニーは2ヶ月間南部へのコンサートツアーに出かけることに、、、

ドンはトニーの「トラブル解決能力」を見込んでスカウトしたが、

トニーは元々黒人に対して差別意識を強く持っていて、「身の回りの世話はしない」、「週125ドルでないとやらない」と条件を吹っ掛けるが、ドンはトニーを雇う。

出発の日、レコード会社の人から半額の前金と「グリーンブック」を渡される。

「グリーンブック」とは黒人差別が色濃く残る、1936-1966年まで発行された。
黒人旅行者のためのガイドブックで、彼らが利用できる宿泊施設やレストラン
が書かれている薄っぺらい冊子である。

黒人は当時特に南部においては白人と同じホテルやレストランを利用できなかったし、
夜間に外出することも州によっては法律で禁じられていたらしい。

ドンはその頃の、黒人差別が強く残る南部へのコンサートツアーを、毎年行っている。

白人運転手トニーと黒人ピアニストのドンが向かう先はまさに「ディープサウス」

南部各地のステージでピアノを弾くときはセレブ扱いされるが、ステージを降りると黒人として差別的扱いを受けるドン。

元々黒人を蔑視していたイタリア系のトニーであったが、ドンのミュージシャンとしての卓越した才能に関心し、また時折見せる寂しさに苛まれ見せる弱さに次第に親近感を覚えてゆく、、、。

―印象に残ったシーン―

「ケンタッキー・フライドチキン」を買い、子供のように嬉しそうにドンにすすめるトニー、、、。

ドンは拒否するが、結局強引に食べさせる。

骨の処理に困ったドンに、得意げに窓からポイ捨てを教え、・・・調子に乗ってシェイクのカップまで捨てて叱られるトニー。(まるでいたずらをして先生にしかられる子供のようで笑える)

とにかく、運転するトニーと後部座席で静かに座っているドンとの嚙み合わないやり取りが、毎回オモシロい!

カーラジオから流れるリトル・リチャードの歌をトニーがドンに「友達だろ?」ドンは、、、無言!

妻に慣れない手紙を書くトニーをドンが手ほどきし、その手紙を泣きながら読むドロレス、、、。

アラバマ州では高級レストランでのツアー最後のコンサート前、その店で食事をしようとしたが、黒人だからと慇懃無礼に断られ、「ここで食事ができないのなら、今夜は演奏しない」とコンサートをキャンセル。

二人は黒人向けの店「オレンジバード」でハウスバンドとブルースをセッションするドンのノリノリ演奏!明日はクリスマスイブ。

帰路につく。

家族の待つニューヨークへ一雪道を突っ走るも、睡魔で運転できなくなったトニーにかわって、最後はドンが運転してようやくたどり着く。

トニーはドンを自宅に寄って行けと誘うが、「メリークリスマス」と言い一人カーネギーホール上階の高級マンションの自室へ戻る。

執事にも「今夜はもういいから家族のところへ帰りなさい、メリークリスマス」と告げ一人きりなる。

カーネギーホール上階の豪華な部屋で寂しさに呆然とするドン・シャーリー。

自宅に帰ったトニーは集まっていた家族や友人とともに暖かいクリスマスパー・・・

しばらくすると、ドアをノックする音,

開けると、そこにはドンが立っている、、、。

トニーは家族たちにドンを大切な友だと紹介する、、、。

この後、トニーはコカパバーナの支配人になり、ドンとは終生友情を分かち、2013年にほぼ同時期に他界した。

もちろんドン・シャーリーは多くの素晴らしい音楽を残した。

―感想―

この8週間のコンサートツアーが住む世界が全く違う2人の大人を生涯の友にしたのだから驚く。

生涯の友が欲しければ旅をしよう!・・・オジサンになってからでもも遅くはない!

口は悪いけれどすべてにおいて開けっぴろげなで心根のやさいトニーとの旅を続けることで、他人と距離を取りがちなドンの心が徐々に溶けたのだ。

混沌とした当時のニューヨーク・ブロンクスで生まれ育ったトニーを妻や子供、友人らの愛情あふれる関係性が彼を支えている・・・妻のドロレス役のリンダ・カーデニーニの演技も良い!

それにしても、映画「はじまりへの旅」のベン役のヴィゴ・モーテーセンとは思えない今回の風貌と人格だ、、、役作りであんなに太ったんだろうか?

―おわりに―

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エンディング3曲目くらいにかかる、プロフェッサーロングヘアーの
「Go To The Mardi Gras」はサントラアルバムに入っていない・・・残念!

 

それでは、また!

 

 

 

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