25年位前に「求音堂」というレコード屋でこのアルバムに出会いました。
其のころ僕はブルースが好きになり始めた頃でした。
このCDを選んだ時、店主のじいさんが「エディ・テイラーですか・・・・」と感慨深げに言っていたのを記憶している
その時じいさんがどんな意味で言ったのかはわからないが、ブルース初心者にしては渋いのを選ぶなあ!といったところだったと思うが、聴いてみて一発で好きになった。
これ以降、たくさんのブルースを聴くことになっていったのでした。
フィリップ・ウォーカーバンドとの共演というのはずいぶん後になってライナーノーツを読んで知ったが、その当時はフィリプ・ウォーカーのことはまだしならなかったと思う。
ギブソン・SGでキレアジ鋭い音を出すウォーカーは本当に大好き!
後にフィリップ・ウォーカーの「ボトム・オブ・トップ」を聴いてこちらも超お気に入りになった
ギブソン・SGでキレアジ鋭い音を出すウォーカーは本当に大好き!
何んといっても独特なウォーキン・ベース・・・独特の間がほかの人とは違う
曲目
I Feel So Bad P-VINEから出ている日本盤のほうが好き!ノリ、音の厚みともに格段のちがいです!
Jacson Town スライドギターが渋い!
Stop Breaking Down エディーのウォーキングベースとフィリップ・ウォーカーの弾きまくりギターの掛け合いが絶妙!たまりません。
13 Highway
Stroll Out west アコースティック・ギターでデルタブルース調の曲だが、なぜかオシャレな感じになっている
Sittin’ Here Thinkin’ これぞ、シカゴ・ブルースのお手本のような演奏と歌です。
Going Upside Your Head フィリップ・ウォーカーのカッティング・ギターがキレアジ鋭くかっちょいー!
Twelve year Old Boy エディーのウォーキングベースとタマに入るシンプルだが味のあるリード・ギター・・・最高!
There’ll Be A Day またまたエディーの渋いうたとフィリップ・ウォーカーの弾きまくりギター、シャープで繊細なSGの音が際立っている。さすが!
Bullcow Blues これまたエディのアコースティック・ギターでのチャーリー・パットンを彷彿とさせるイカス奏法とエディの声が絶妙な1曲です。
Wreck On 83 Highway なんだこりゃ?フィリップ・ウォーカーもギターでうたっているぞ!
Blues In The Rain
Mean Red Spider KPFラジオ局での録音。
Big Town Playboy こちらのテイクもKPF局での録音。
ウォーキング・ベースの教科書みたいな演奏です。
Greyhound Bus 自宅録音だそうです。
このP-VIN盤は1989年発売
1972年の原盤に3曲プラスされた
Mean Red Spider,
Big Town Playboy
Greyhound Bus
エディはミシシッピー・メンフィス・シカゴとブルーズ魂を育んできたが1985年12月心臓発作で亡くなりました。
幼いころからジュークジョイントなどでチャーリン・パットンなど多くのデルタブルースマンたちの影響を受けてギターを覚えたらしいです。
1924年ミシシッピーで生まれたエディは
その後、エルモア・ジェームズやジョン・リー・フッカーなどのブルースマン達とも多数録音しています。
ジミーリードの名サイドマンとして独特のウォーキン・ベースで支えたエディです。
久しぶりに全曲聴いて
ながらくジミー・リードをサイドマンとして支えていたエディだが、
その後様々なミュージシャンとのセッションの中で、個性を磨き
独自のウォーキング・ベースと卓越した歌唱力で僕たちを楽しませてくれた
戦前のデルタ・ブルース〜シカゴ・ブルースの黄金時代を突っ走った
このアルバムに出会えたことをほんとに感謝します。
ありがとうエディ!