このアルバムはエルモア・ジェームズが好きな僕がエルモアの次に気に入ったシカゴ・ブルースマンです。
エルモア・ジェームズが好きな人はきっと気に入るミュージシャンだと思います。
ジョン・リトル・ジョンは決してミュージシャンとして超メジャーにはなってませんが、彼の歌うブルースは僕にとっては唯一無二の存在なのです。
ジョン・リトルジョン(本名 ジョン・ウェスリー・ファンチョス)は1931年ミシシッピー州レイクで生まれ、その後ジャクソンに移り、40年代ごろからミュージシャンとして活動し始め、50年代初頭から音楽で食べられるようになった。
以来、機械工をしながら、好きな音楽を続け、1994年シカゴにてその生涯をとじました。
その彼の初アルバムであるのが、この「シカゴ・ブルース・スターズ」です。
使用ギターはギブソンSGです。
中音域の豊かさと音の大きさが特徴のギターで、レスポールの後継ギターとして61年に発売以来、
ロック・ミュージシャンを中心に愛されているギターです。
えぐれたボディーのため、高音域まで弾きやすく、速弾きしやすいといわれています。
ボディーが薄く軽いのも特徴です。
僕の好きなミュージシャンでSGを弾いているいるのはジョン・リトル・ジョンのほかでは、デレク・トラックス・・・彼はレギューラーチューニングで弾くスライドの名手です。
曲目
曲目
What In The world You Goin’ To Do
シカゴ・ブルースの定番という感じの曲です。
Treat Me Wrong
SG特徴か?高音の抜けがキモチイイ!
Catfishi Blues
マディー・ウォオーターのもいいけど、ジョン・リトル・ジョンは歌うようなギターでまた違った味があります。
Slidin Home
歌うようなベースラインから一転、キレアジ鋭いスライドギターを聴かせてくれます。
Dream
マディー・ウォオーターズ調の曲ですが、ジョンのスライドは独特の伸びやかで繊細なスライドです。
マディー・ウォオーターのテレキャスターとジョンのSG、どちらも好きな音です。
Reelin’ And Rockin’
指びきのリードギターは素朴なフレーズですが、暖かく味のある演奏ですきです。
温もりのある中音域の音にしびれます。
Been Around The World
ほんまに歌うまいなぁ~~
How Much More Long
ジャキジャキ切り裂くような音がきもてぃ~~~
Shake Your Money Maker
エルモア・ジェイムズでおなじみの曲
エルモアより繊細なスライドギターと艶やかなボーカルで聴かせます。
I’m Tired
温かみのある声と指びきのギターが気持ちの良いバランスで、ソロギターも弾き過ぎず良い加減で」心地よいです。
nowhere To Lay My Head
ハウリン・ウルフ調のワン・コードの曲。
SG1本でこれほど多彩な演奏・歌を聴かせる
ジョン・リトル・ジョン・・やはり・・・ただのオッサンではない!
それにしても、アルバムジャケットの写真のジョン・・・リーゼント・ひげ・ジージャンで満面の笑顔!いい人に違いない!