何年かぶりに二ルソンのアルバムを聴いています。(LP発売は1970年のサードアルバム)
「二ルソン」は30歳くらいの時、友人の店でよくかかっていて「いい曲やなー」思って自分もCDを買ったように記憶しています。
なんか懐かしい感じで、したしみやすい曲で、二ルソンの歌声も気に入りました。
当時「ビートルズっぽいなー」と感じていましたが、改めてライナーノーツを読んでみると、ジョン、ポール、ジョージも二ルソンをリスペクトし、二ルソンもビートルズに惹かれていたそうです。
ちなみに4曲目「マザー・ネイチャーズ・サン」はジョン・レノン、ポール・マッカートニーの楽曲です。
1941年ニューヨーク市ブルックリンで生まれた二ルソンですが、もともと銀行のコンピュータ監督として働きましたが、興味がある音楽の勉強をコツコツやりながら、徐々にフィル・スペクターなどに楽曲が認められたりしながら徐々にミュージシャンとして成功していったのです。
意外と努力家だったんですねー
- 小犬の歌 THE PUPPY SONG (Nilsson)
- 忘れられた鉄道 NOBODY CARES ABOUT THE RAILROADS ANYONE(Nilsson)
- 窓をあけよう OPEN YOUR WINDOW(Nilsson)
- マザー・ネイチャーズ・サン MOTHER NATURE’S SON(Lennon-McCartney)
- フェアファックス・ラグ FAIREFAX RAG(Martin)
- 都会の生活 CITY LIFE(Martin)
- モーニン・グローリー・ストーリー MOURNIN’ GLORY STORY(Nilsson)
- メイビー MAYBE(Nilsson)
- ブロードウェイの行進 MARCHIN’ DOWN BROADWAY(Nilsson)
- 孤独のニューヨーク I GUESS THE LOAD MUST BE IN NEW YORK CITY(Nilsson)
- レインメーカー RAINMAKER(Nilsson)
- ミスター・ボージャングル MR. BOJANGLES(Walker)
- サイモン・スミスと踊る熊 SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR(Newman)
曲の感想
2.忘れられた鉄道 NOBODY CARES ABOUT THE RAILROADS ANYONE(Nilsson)
アメリカの良き時代の雰囲気が好きです。1944年?終戦の1年前、アメリカの人はこんな感じで暮らしていたんだ〜。
4.マザー・ネイチャーズ・サン MOTHER NATURE’S SON(Lennon-McCartney)
二ルソンのスキャットと歌声がほんまに心地よい。
5.フェアファックス・ラグ FAIREFAX RAG(Martin)
軽快なラグ・ピアノで始まって、分厚い管楽器編成(トロンボーン・チューバ・クラリネット)
につなげて最後は二ルソンののどから絞り出す怒鳴り声でしめる。こんなピアノを弾けたなら〜
どんなに楽しいでしょう?
6.都会の生活 CITY LIFE(Martin)
序盤のアクセントでリードギターの力強いフレーズが入り、終盤にひっそりとまたギターが繊細にエフェクターを効かせた音で終わる、おっしゃれ〜!
9.ブロードウェイの行進 MARCHIN’ DOWN BROADWAY(Nilsson)
なんか日本の事歌っている?意味は?わからんー
とても気になるけど、曲は好きです。
10.孤独のニューヨーク I GUESS THE LOAD MUST BE IN NEW YORK CITY(Nilsson)
昔見た映画「真夜中のカウボーイ」のために書いた曲だそうですが、映画では使われなかったそうです。でも映画のシーンが浮かぶ感じがします。ダスティンホフマンの名演は今でも覚えているなー。
12.ミスター・ボージャングル
↑サミー・デイビス・ジュニアのダンスと歌、子供のころサントリーウイスキーのコマーシャルに出ていたおっちゃんやな!
ジェリー・ジェフ・ウォーカーが1968年に酔っぱらって刑務所に投獄されていた時に出会ったホームレスのことからこの曲が生まれた。
デヴィッド・ブロムバーグも歌っていて、こちらも違った味が出ていて好きです。
13.サイモン・スミスと踊る熊 SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR(Newman)
ピアノのリフとフィドル(ヴァイオリンと)との掛け合いが楽しい曲です!二ルソンの歌とフィドルとの掛け合い、二ルソンの一人コーラス、短い曲の中造りこみがハンパない。聴けばきくほどに楽しませてくれるなぁ。
全体の感想
数年ぶりにこの「ハリー・二ルソン」聴いたけど、どの曲も映画の1シーンが浮かぶようで、とても心地よいこころおだやかに過ごせました。ハリー、ありがとー!