決着!映画を観てから原作を読むか、原作を読んでから映画を観るか問題!

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3月に映画『すばらしき世界』を観た後で原作の『身分帳』:佐木隆三 著 を読みました

イオンシネマを出た後、階下の「未来屋書店」で平積みされていて、自然に手に取ったのでした

未来屋書店 HPより

身分帳 佐木隆三 著 2021年の新装版で「行路病死人」が加筆されています↓

間に他の本を読んだりしたので、読み終えるのに時間がかかりました

普段そんなに小説を読まないのですが、映画を観るに原作を読んだ事はたまにありました

今回は未来屋書店の策略にはまり、(笑)映画化ので原作を読むことになりました

過去に原作を読んだ後で観た映画です(記憶しているもの以外にもあるかもしれないですが)

『海賊と呼ばれた男』 百田尚樹 著 2012年 →『海賊と呼ばれた男』山崎貴 監督 2016年

『永遠の0』百田尚樹 著 2006年 → 『永遠の0』山崎貴 監督、 林民夫 脚本 2013年

『人間の証明』 森村誠一 著 2015年 →『人間の証明』佐藤純彌 監督 2019年

『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』 ジェームズ・カーン 著 1984年 →

『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』 スティーブン・スピルバーグ 監督 ジョージ・ルーカス 原案

この『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』は何故か英文のペーパーバックで読もうとしたが、途中で挫折しました(^-^;

他にもあるかもしれませんが覚えていません

小説『身分帳』は1990年初版ですが、絶版状態になっていたそうで、今回の映画化で復刊したのです

西川美和監督は新聞紙面に載った佐木隆三氏の訃報で氏の作品に「『身分帳』が彼の真骨頂だと思っています」という、生前佐木氏と親しかった作家、古川薫氏の起稿で知ったそうです

絶版状態であった『身分帳』を古本で読んだ西川監督は、

それにしてもこんなに面白い本が絶版状態にあるとは。世の中はなんと損をしているんだろう。そしてなんと私は幸運なんだろう。いっそこのまま誰の目にも触れないうちに、私がこっそり映画化する!―とその日のうちに心に決めた。

『身分帳』復刊にあたって 西川美和(映画監督)より

今回の文庫本は本編の『身分帳』に『行路病死人』が補遺として加えられています

この『行路病死人』は、主人公・山川一のモデルであった、田村明義氏が平成2年に亡くなったため、取材などで世話になった人達への経緯報告書として送られたものです

この『行路病死人』部分が、映画には無かった細部・・・「山川正夫」と彼を取り巻く人々の心の在り方と動きを見せてくれます

また、今回映画を先に観たので登場人物のビジュアルや声、性格がイメージできている状態だったので、物語へより没頭できました

山川が獄中で自分の糞尿をけんか相手や刑務官に浴びせる(暴行?)をしてたことは映画では表現されていなかったし、他にも多々映画と小説で表現の差が微妙にあるのです

スーパー店主 松本良介役の「六角精児」もそのまま脳内に登場していました( ´艸`)

結論!

映画を観る→原作を読む  おすすめです!ていうか、みんな普通にやっているのかもしれませんが、

これからはパターンで映画・原作を味わいたい

外国映画の場合は、翻訳本にしよう!(笑)

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