今朝の題名のない音楽会は「オーケストラの黒幕楽器を知る休日」という怪しげなお題でした
なんか面白そうなのでつい見入ってしましました
正直、名前の知らない楽器の奏者ほとんどでした
「ヴィオラ」だけは名前は知っていましたが、ヴァイオリンの大きいヤツ・・というくらいの認識でしたが、他の「ユーフォニアム」「チューバ」はほとんどどれか知らないし、「ファゴット」に至っては名前を聞いたことすらありません
これらの黒幕楽器は中音か低音を担当し、オーケストラでは曲の骨格を受け持っているらしい
因みに僕は、クラッシック音楽はさほど詳しくはなく、「モーツアルト」「ヴェートーベン」「ショパン」など有名どころの有名な曲は多少の聴き思えがあるなぁ・・という程度で、オーケストラの指揮者も殆ど知りません(小沢征爾、バースタイン、カラヤン、ポール・モーリヤは名前だけは知っているのですが・・)
モーツアルトとヴェートーベンの有名曲のCDは少し持っていて、たまに聴いたりします
聴き込むというよりは、BGMとして使っています(笑)
黒幕楽器その①・・・ヴィオラ
須田洋子さんが紹介しするヴィオラはヴァイオリンよりも一回り大きく、中音域の音色で、高温のヴァイオリンのメロディーを乗せやすくリズムを刻むのが主な役割であるが、時々メロディーを演奏もするそうだ
高音担当の「ヴァイオリン」と「チェロ」の間の高さを担当します
黒幕楽器その②・・・ファゴット
ファゴットは木管楽器を支える重要な楽器らしい
木管アンサンブルとは、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットがあるが、ファゴットは低音~高音のソロまで幅広く活躍します
紹介していた 長 哲也さんは東京と交響楽団の首席奏者で、ファゴットのみの完全伴奏CDも発表しているとの事です
ファゴットの音を知らなかったのですが、聴いて見るとオーケストラの演奏ではよく耳にする音色デス
今度聴いて見よっと!
もりろん番組での演奏は見事でしたよ
池辺晋一朗「《ストラーダX》ファゴットとチェロのために」でファゴットの音色を堪能できます
黒幕楽器その③・・・ユーフォニアム(※吹奏楽の黒幕楽器)
外園祥一郎さんが演奏するのは「ユーフォニアム」という、観たことあるけど名前は初めて聞く金管楽器です
ユーフォニアム演奏経験者の知人から、「ユーフォニアムはオーケストラには含まれず、吹奏楽で使われる楽器なんよ」と教わりました・・・訂正!
外園さん曰く、休むまなくリズムとメロディーを奏でるそうです・・・大変!
黒幕楽器その④・・・チューバ
山岸明弘さんが演奏するのは、「キング オブ 金管楽器」チューバです
全体のテンポを爆音で操る、最低音域の金管楽器で、「曲のキャラクターを表現するパート」だそうです
そういえば、イスラエル盤サーフロックバンド「Boom Pam」はベース音のパートをチューバで演奏してたなぁ
番組では「幻想交響曲」を4つの「黒幕楽器」だけで演奏してくれました
中・低音域パートの楽器だけの演奏でソロの部分もやるのですが、なかなかの迫力と、深みのある演奏でした
4人の話では、中・低音域パート(オーケストラ・吹奏楽の黒幕)の連中はステージでは上手に位置していて、下手のソロパート(高音域楽器)の奏者とは舞台での演奏する席が左右でわかれている
そして、公演直前になると、下手のソロパートの演奏者はピリピリモードになるのに対して上手の「黒幕」パートの奏者連中は直前まで冗談言ったり、リラックスモードで対照的だそうです
自分たちは下手側ではとてもやってゆけないのですと面白おかしく語っていました
いずれにしてもオーケストラの「骨格」を支えるのは自分らだ!との気概あふれる方たちでした
この「題名のない音楽会」は1964年から押送されているが、スポンサーは当初から『出光興産』でした
番組の本編中はコマーシャルが入らないのは、出光創業者、出光佐三氏が「芸術には中断は無い」と考えていたからだそうです
日本にビジネス界だけでなく、文化面でも貢献しようとされていたのです
それにしても「海賊と呼ばれた男」は面白い映画でした
敗戦国日本においても卑屈になることなく、誇り高く自分のビジネスと社員を成長させてゆく逞しさには感銘を受けました
機会があればオーケストラの演奏を聴きたいです
特に「黒幕たち」の生音を確認したいと思いました!